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引っ越しの費用を借りる方法と引っ越し費用を抑えるコツ

一般的に引越し費用は一括で支払うというのが通説です。これは昔不動産業界で費用を支払ったあとでないと入居できないというルールがあったためその名残が現在でもあるわけです。

しかし昔と違い今はキャッシュレスも浸透しており引越し費用はもちろん物件の初期費用もクレジットカード決済が導入されているところが多く存在します。

高い引っ越しの初期費用を分割払いできるのはありがたい事ですが、引っ越し費用を借りる事は出来ないのでしょうか?

今回は引っ越し費用を借りる方法と費用を抑えるコツも補足として紹介します。

引っ越しの費用を借りる方法

急な引っ越しで費用を捻出することが難しい場合や引っ越しに必要な費用が少ない場合など出来るだけ家族や友人など近しい人からお金を貸してもらのが最も手っ取り早くして安心なのですが、それが難しい場合は公的機関の貸付や銀行のカードローン、消費者金融の利用を検討します。

引っ越し費用を借りるには生活福祉資金貸付制度を利用する

生活福祉資金貸付制度とは低所得者や高齢者、障害者の方の生活を自立可能な状態へと手助けする目的で各都道府県社会福祉協議会が実施している貸付制度です。

営利目的では無いので金利がとても低く保証人がいる場合は無金利で利用ができて、保証人がいない場合でも年1.5%で利用が出来ます。

いくつかの支援金項目があるのですが引っ越しの費用の場合は『総合支援資金の住宅入居費』というものになります。

これは敷金礼金など家を借りる時に必要な初期費用全般から運送費用などが対象であり、上限額は40万円以下で返済期限は10年と長いです。

名称 上限額 返済期限 利子
住宅入居費 40万円以下 10年 保証人ありで無利子、無しの場合年1.5%

低金利なので利用できるなら利用したいですが、審査に最長で一ヶ月かかります。そして利用条件は高齢者もしくは障害のある方(障害手帳を持っている)、低所得者が原則となっております。低所得者の基準は都道府県ごとに微妙に異なるのですが住民税の非課税や民間での貸付が利用できないなどが挙げられます。

いづれかに当てはまる場合は一度管轄の市町村の社会福祉協議会の窓口へ申請をしましょう。

銀行フリーローンで引っ越し費用が借りられる?

引っ越しの費用をまかなう上で最も利用しやすいものが銀行フリーローンです。自動車ローンや住宅ローンなど色々なローンがありますが、引っ越しローンという物はありません。しかし幅広い用途で利用ができるフリーローン(多目的ローン)であれば引っ越し費用でも利用できます。

金利は概ね5〜6%と前述の福祉機関の金利より高くはなりますが、通常のカードローンより遥かに低いと言えます。

銀行のフリーローンはカードローンと違い一度の申し込みで一回の融資となっています。またフリーと言っても事業や投資などでは利用はできません。

申請する際は利用目的の記述や返済能力などが調べられ、審査期間は約一週間ほどかかります。

最短で引っ越し費用が借りられるのは消費者金融

この3つの中で最も最短で利用しやすい融資が消費者金融です。審査時間は当日か2日ほどで終わり最寄りのATMで融資、返済がいつでも出来ます。

しかし、利用がしやすい反面金利が高いです。福祉資金では金利は0〜1.5%でフリーローンでは5〜6%です。それに対して消費者金融の金利は年15%〜18%ほどあります。

フリーローンの3倍ほどの利息が発生するので、極力利用は避けたいものですが、初回一ヶ月は無利子であり、なるべく早く返金できるのであれば都合がいいと言えます。

お家を借りるときに掛かる初期費用ってどのくらい?

お家を借りる時に発生する諸経費は以下のものですが、物件によっては敷金礼金は無しの所もあります。しかし退去する際に費用を求められる場合があるのでここでは入居する際に発生するとします。

敷金

退去する際に発生する原状回復の費用として敷金が設けられています。原状回復とは部屋の清掃にかかる費用で過去に記事を投稿したのでそちらも参照してみてください。基本的に家賃1ヶ月分が目安であり、清掃費用にかかった費用を差し引いて退去時に返還されます。

礼金

家を貸してくれた大家さんのお礼として発生する費用です。最近では礼金が無い物件もあります。家賃1〜2ヶ月分が発生して退去時に帰ってくることはありません。

仲介手数料

大家さんが不動産屋に物件紹介をして貰って成約した場合に不動産屋に入る費用です。基本的に家賃の半分の費用が発生します。

前家賃

物件に入居する初月分の家賃の先払いとして前家賃が徴収されます。1〜2ヶ月分前家賃がかかりますが、その入居した月や次月の家賃は発生しません。

火災保険

入居する際には必ずと言っていいほど入る事が義務付いているのが火災保険です。もし火災が発生して自分の家や隣家まで被害が拡大した時にこの保険に入っていなかったらと思うとゾッとしますよね。

基本的に二年契約で費用は15,000〜20,000円ほどです。

鍵交換費用

賃貸の場合は鍵交換費用が借主負担として発生する事が多いです。原状回復をめぐるトラブルとガイドラインでは大家が負担するという旨の記述がありますが実際は借主負担の契約が多いです。ここは事前での確認をしておく必要があります。鍵交換にかかる費用は15,000円ほどであり、カードキーの場合は費用が高くなります。

賃貸の初期費用は一般的に家賃の7倍とされています。家賃5万円の物件に住むとしてその初期費用はざっくり35万円かかる事になります。

これはあくまで目安なので実際は余計なオプションなど全て切り捨ててグッと下がることもあります。

引っ越しに掛かる総費用

以上の家を借りる際の初期費用を加味した上で引っ越しに掛かる総費用を割り出しましょう。

以前、単身引越しに掛かる費用相場の記事を投稿したのでそちらを参考にすると

距離 概算価格
~15km未満
  • 4万円(荷物小)
  • 5.5万円(荷物大)
~50km未満
  • 4.2万円(荷物小)
  • 5.8万円(荷物大)
~200km未満
  • 5万円(荷物小)
  • 7万円(荷物大)
~500km未満
  • 5.5万円(荷物小)
  • 9万円(荷物大)

繁忙期で上記の表のような費用が発生します。仮に単身で引越しをされるとして引越し費用に5万円かかるとすると、引越しに掛かる費用は家賃5万円の物件で初期費用を合わせた40万円となります。

出来るだけ引っ越しに掛かる費用を抑えるコツ

はっきり言って引越しは金がかかります。物件も引越しも慎重に選んだとしても掛かるものは掛かります。そこでできる限り引っ越し費用を抑えるのがポイントとなりますが簡単にできることは日取り選びと不用品の処分です。

引越し業界でも六曜に習って安い日と高い日があるので安い日を選びましょう。六曜に関する記事はこちら

いらない不用品は全て捨てるもしくは買取やフリマアプリなどを利用して引き取ってもらいましょう。

少し労力を必要としますが梱包など自分で行うと引越し費用を数万円単位で抑える事ができます。家具家電の梱包についてはまた記事にしようと思います。

まとめ

  • ・生活福祉資金貸付制度では金利0〜1.5%と低金利である。
  • ・銀行のフリーローンでも引っ越し費用に当てる事ができる。
  • ・低金利の貸付は審査が厳しく時間を有する。

条件が満たされる場合は生活福祉資金貸付制度を利用するのが最も低金利で良いですね。基本的に低金利な貸付は審査が厳しく時間を有するので出来るだけ早めの申請が必要不可欠です。

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