2018年頃から騒がれるようになった『引越し難民』。引越しをしたいけれどどこも予約がいっぱいで引越し業者を利用することが出来ない、引越し費用が高騰しすぎて泣く泣く引越しを諦めたなど近年で社会問題とされています。
昨年2019年もより一層引越し難民が増え、もはや法外とも呼べる引越し費用が発生した人も少なくありません。
2020年の引越しシーズンも昨年と同じような事態になるのでしょうか?またもしそうなった場合少しでも費用を抑えられるような方法をご紹介します。
引越し難民は2018年の引越しシーズンに叫ばれるようになった言葉です。引越ししたい人に対しての引越し業者の人手不足や働き方改革により1日にこなす件数に制限がかかった事により一件あたりの単価が非常に高騰しました。
その結果、引越し費用を捻出するのが困難になって引越しを諦めた方やどこも引越しを受け付けてくれないなどで引っ越しが出来ない『引越し難民』が話題になりました。
2019年では2018年にヤマトホームコンビニエンスが引っ越しの業務停止を行い時期を跨いだ頃にレオパレスの違法建築が指摘され1万人以上の住居者に引っ越しを余儀なくされました。
引越しの人手不足は続いている中での追い打ちであったので2019年の引越しシーズンは大変に混乱しました。
当サイトでも引越し費用の相場を投稿していますが、近年では引越しシーズンの費用相場はあてになりません。通常は引越しシーズン中の費用は閑散期の費用のおおよそ1.7倍されたものが実費用に近い数字ですが、ここ2〜3年の引越し業界の人手不足や不祥事、法改正に伴い一件あたりの費用は猛烈に上がった結果通常の『3〜4倍』の費用が当たり前のように出るようになりました。
引越し人数 2019年3月 通常月
(5月~2月)2019年3月と
通常月の差額上昇率 1人 108,516円 31,259円 77,257円 347.2% 2人 166,454円 60,000円 106,454円 277.4% 3人 183,827円 65,000円 118,827円 282.8% 4人 217,209円 70,000円 147,209円 310.3% 5人以上 205,989円 80,000円 125,989円 257.5% 引用元:引越し侍
同一県内での単身の引越しでも10万円代の費用がかかるという事が当たり前のように起こり、筆者の知り合いでも広島から兵庫県への二人での引越しで35万円の見積もりが発生して、なんとか費用を抑えようと荷物を全て梱包して後はトラックに積むだけの状態にしたのですが、5万円下がった30万円になりました。これでも随分と高いものです。
引っ越し会社『アップル引っ越しセンター』によると昨年の2019年よりは多少改善されて少なくとも予約がいっぱいで引っ越しができないよという面は改善の余地があるようですが、引っ越し費用の高騰はあまり改善されずに引き継いで引っ越しシーズンを迎えるようです。
不要な物は全て処分しましょう。最寄りのリサイクルショップで引き取って貰ったり買取して貰うなどするだけで2〜3万円ほど違ってきます。ジモティーなどのフリマアプリを使って譲るのもアリです。
先ほど書いた前もって梱包して5万円安くなったと紹介しましたが、時間にゆとりがある方は是非自身で梱包してみましょう。
梱包の際に使うプチプチはホームセンターなどで1700円程度で売っているので、中型、小型の家具家電を梱包します。プチプチで荷物を巻いたらダンボールを被せます。荷物のサイズなどでダンボールが入らない場合はカットして荷物全体を覆うようにしましょう。
大抵どこの引っ越し業者もまずはプチプチなどの緩衝材で荷物を覆って次にダンボールを被せます。家電などの繊細な物にはその上に蛇腹袋を被せます。蛇腹袋は引っ越し業者に任せるとして、その前段階の梱包だけでもやっておくと値下げ交渉にも使えるのでチャレンジしてみましょう。
労力が掛かりますがレンタカーなどでトラックを借りて自分で引越しをするのもアリです。梱包代行サービスなどを提供している業者もあるので梱包を全てそちらでやって貰ってレンタカーで借りたトラックで新居まで自身で運ぶのが最も安価に済む引越し方法かもしれません。
どちらも引越しシーズン中は予約が取れない可能性が高いので、早めの予約が肝心となります。